サンドロ・ボッティチェリ 聖母子

1469-70年 BOTTICELLI, Sandro
「セラフィムの栄光の聖母子」
サンドロ・ボッティチェリ ウフィッツィ美術館
ボッティチェリのデビュー作「剛毅」が描かれた年の作品である。初期の作品で、まだ「独立した画家」ではない頃だ。

右 The Last Communion of St. Jerome 1490年 メトロポリタン美術館
中央 Vierge à l'Enfant dite Vierge à la Grenade ウフィッツィ美術館
左 Madonna of the Rosegarden (Madonna del Roseto) 1469-70 ウフィッツィ美術館
右は、聖母子じゃない。「St. Jerome 聖ジェローム (St. Hieronymos, 聖ヒエロニムス) の最後の晩餐」だ。中央は、「柘榴の聖母」で、1487年の作品と同様のタイトル。幼子イエスは両手で柘榴を持っている。左は「柘榴の聖母子」(1487年)のように柘榴が描かれている、「薔薇園のマリア」。聖マリアが手にしているのが柘榴。聖マリアの背景には「薔薇」の花。ロザリオを象徴しているのだろうか。

左上 Madonna del Libro 1480年 ミラノ・ポルディ・ペッツォーリ美術館
右上 Madonna of the Rosegarden (Madonna del Roseto) 1469-70 ウフィッツィ美術館
左下 Madonna and Child (Madonna della Loggia) 1467年 ウフィッツィ美術館
左上 Virgin and Child with John the Baptist ルーヴル美術館
左上は「書物の聖母」(1480年)。マニフィカトの聖母 (Madonna del Magnificat 讃歌を書くマリア 1483-85年頃)の作品は、この「書物の聖母」を表現をかえて描いているのか。「書物の聖母」の左肩に金刺繍があるが、ボッティチェリの「聖母子」シリーズの聖マリアには、同じように描かれている作品がある。トンド形式の「MADONNA CON BAMBINO E SAN GIOVANNINO」すごく気になる。マリアの時祷書から、読み書きを教えているのだが、幼子の左手が気になる。伏目のマリアも左手をみているのではないか?右上は「薔薇園のマリア」を拡大したもの。左下は、初期の「聖母子」。右下は「聖母子と聖ヨハネ」。
とにかく多数あるサンドロ・ボッティチェリの聖母子。僕が選んだのは、この7枚だ。
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